巻き爪・陥入爪

今回は、陥入爪および巻爪(巻き爪)についてご紹介したいと思います。
昨今では、年齢や性別を問わず巻き爪や陥入爪で皮膚科を受診される患者様が数多くいらっしゃいます。巻き爪には痛みを伴うことが多いため、処置はもちろん、その疼痛を取り除くことも必要です。そうした陥入爪・巻き爪に対して、皮膚科ではどのような処置を実施しているのか見てみましょう。

陥入爪および巻き爪には、大きく分けて三つの処置方法があります。一つ目が、保存的療法、二つ目がVHO式爪矯正法、最後が観血的治療です。
はじめに、保存的療法とはどのような手法をいうのでしょうか。保存的療法は、ワイヤー法、人工爪、フェノール法の3種類が挙げられます。

〇人工爪
人工爪とは、深爪などによる爪欠損を、人工的に作製した爪を用いて修復します。これにより、後から生えてくる爪が正常に成長するよう誘導させます。
さらに伸長する爪が患部に食い込まないようにすることで、陥入爪の再発を予防する手法です。
人工爪を装着する場合、爪周囲の炎症や腫脹が消失していることが必要です。
そのため、患部に傷などを伴う場合は、軽快してから処置をすることが必要です。

〇フェノール法
陥入爪や巻き爪の原因となる爪そのものを除去し、さらにフェノールによって爪を融解し再生爪の陥入を予防するのが、このフェノール法です。
局所麻酔を必要とする手術で、術後の合併症も起こりえるため、術前・術後に十分な説明を聞いた上で手術をうけることが必要だといえるでしょう。
この手法は、陥入爪のうち高度な爪変形、感染等が見受けられる場合や、抗生物質の内服で効果がない場合に検討されます。患部の感染がない場合、術後3日目からシャワー浴が可能です。患部は通常1~3週間で治癒することが多いです。

二つ目のVHO式矯正法を見ていきましょう。
先ほど紹介した保存的療法では、術後に安静や必要であり、また処置後の疼痛も伴います。さらに、術後の爪が醜悪になることが多く、整容的な面からも患者さんにとっては負担が大きくなりがちでした。
このVHO式矯正法は、外科手術に代わる治療方法として知られるようになりました。
患部を真っすぐな正しい爪に戻す方法としていわれていますが、患者さんの爪に合わせて処置をするという高度な技術が求められます。そのため、訓練を積んだ医師の下で治療をすることが必要です。

それでは、最後の観血的治療についてご案内します。
鬼塚法、児島法など複数の手法がありますが、一言でいうと、病変部を切除する方法です。現在では、保存的療法やVHO式矯正法が一般的なため、選択肢になることは少なくなっています。

いかがでしたか。
巻き爪はしばしば痛みを伴い、場合によっては日常生活に支障をきたすようになります。
たかが巻き爪でと皮膚科の受診をためらう方も多く見受けられますが、陥入爪や巻き爪は立派な皮膚疾患の一つです。
治療のためには、疼痛や感染のコントロール、変形した爪の矯正、そして原因の除去と多くのステップを踏む必要があります。

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