じんましん

じんましん

じんましんの原因

じんましんには、アレルギー性のものと、非アレルギー性のものがあります。

アレルギー性じんましんの原因となるのは、食べ物、食品添加物、動植物などです。これらに含まれるアレルギーの原因物質が、体の中で異物として認識されると、細胞からさまざまな化学物質が放出されます。その中のヒスタミンという物質が皮膚の血管を拡張させ、血液中の水分を血管の外に浸み出させるため、皮膚が赤く腫れるのです。また、ヒスタミンはかゆみを感じる神経を刺激するため、かゆみも出現します。これが、アレルギー性じんましんの起きる代表的な仕組みです。

じんましんの症状

じんましんの多くはかゆみを伴うことが基本です。健康な皮膚でも表面だけに蚊に喰われたような膨らみ、赤みがかったミミズ腫れ、複数の突発的な湿疹が現れます。

どうしようもない強いかゆみを感じることも多いですが、じんましんの存在感がありながらも、あまりかゆくならなかったりもします。それとは別にチクチクとしたり、焼けるような熱さを感じることもあります。

じんましんの特徴はかゆみや赤みだけではありません。時間が経つにつれて大きくなったり、出来物が増えて、癒合して形が変わったりします。悪化すると痛みを覚えたりと、必ずしも症状が一様ではありません。

じんましんの治療法

じんましんの多くは、直接的な原因がわからない特発性(とくはつせい)のじんましんです。
その場合は、主に「原因・悪化要因の除去・回避」抗ヒスタミン薬を中心とした薬による治療」になります。お医者さんによる治療では、じんましんの症状が出ない状態や、生活に支障がない状態にすることを治療の最初のゴールとして、最終的には治療を行うことなく症状が現れない状態をめざします。
そのため、症状が治まっても自己判断で薬の服用をやめず、お医者さんの指示に従ってください。