コラム

しもやけ(凍瘡)

寒い日が続きますが、いかがお過ごしですか。

本日は、しもやけ(凍瘡)について紹介したいと思います。皮膚科の外来でも、まれにみられることが多い疾患です。
しもやけは、別名を凍瘡(とうそう)とも呼びます。凍傷(とうしょう)と似ていますが、その症状は異なります。凍傷は、一定時間以上0度以下の寒冷に皮膚が晒された場合に発生します。そのため、日常生活の中ではまずみられることはありません。凍傷の多くは冬山での登山や吹雪のスキー場などで起こります。最近では凍瘡に罹患する人はあまり見かけませんが、昔は冬に外で雪遊びをする子供達のほとんどはしもやけになっていました。ただ、凍瘡と似た症状が現れる病気もありますので、注意が必要です。

しもやけ(凍瘡)の原因は、寒さによる血行障害です。外気と接する手や指、足に発症しやすく、中でも頬や鼻先、耳がしもやけになりやすい部分です。
なぜかというと、冷気に晒された直後は、動脈と静脈が収縮しています。その後、静脈よりも動脈が早く拡張します。静脈が収縮したまま動脈が拡張するので、組織内に滲出液や炎症起因物質が漏れてしまい、むくみが起こるのではないかと考えられています。

しもやけになりやりやすいのは、遺伝や体質も関係していると言われていますが、大きな原因となるのは、気温と皮膚表面の温度です。
また、手足の湿度が高い場合や、皮膚を濡れたまま放っておくと、皮膚が気化熱によって表面温度が下がりしもやけになりやすくなります。寒い時期には手足が濡れたら水分を早めに拭き取り、靴は乾燥させなければいけません。また、手袋、靴下が濡れたときにも、早めに乾いたものと取り替えるようにした方がよいでしょう。

さらに、寒い時期の血行不良がしもやけの原因になりますので、先が細くなっている靴や高いヒールの靴を履いていると、それだけで足の先が圧迫され、血行不良になりやすくなります。これもまた、しもやけの原因になります。

しもやけに罹患すると、手や足の指、耳が真っ赤に腫れます。
しもやけになった部分が、赤紫になって腫れる樽柿型と、環状に赤くなる多形滲出性紅斑型の2種類があります。

樽柿型は幼い子供に良く見られ、しもやけで腫れた部分はゴムのように硬くなります。
多形滲出性紅斑型の場合は、冬から春にうつる頃に多くみられ、春期しもやけとも呼ばれていて、大きさは麻の実ほどの小さなものから、アーモンド大のものまで様々です。

しもやけになると、患部がジンジンとして、むず痒さや痛み、熱感があります。指がしもやけになった場合は硬く腫れ上がり、しもやけ部分を暖めると、痒みや疼痛が強く感じられることが多いです。やはり、大人よりも外で遊ぶことの多い子供や、また成人の場合は男性よりも女性がかかりやすいと言われています。

もし、凍瘡に罹患した場合は何をするべきでしょうか。
実を言うと、しもやけに特別な検査は必要ありません。皮膚科ではビタミンEが配合された外用薬等の処方をする場合もあります。しかし、凍瘡は血行不良によって生じるため、薬は必要ないと判断する皮膚科医もいるでしょう。

家庭でできる治療法として、40度のお湯と5度くらいの冷たい水をバケツに用意し、しもやけの部分を交互に浸します。このとき、冷たい水よりも、暖かいお湯につけている時間を長くし、お湯から始め、お湯で終わるようにします。お風呂の中でマッサージするのも効果的です。マッサージを行うとき、力を入れて行うと毛細血管が切れてしまい、益々ひどい状態になってしまうこともありますので、あまり力を入れすぎないように優しく実施しましょう。

しもやけと似ている症状のあるものに、膠原病の全身性エリトマトーデスや、凍瘡状狼瘡などもあるため、暖かい時期になってもしもやけが改善されない場合は、大きな病気が隠れている場合もありますので一度皮膚科で診察を受けてみた方がよいでしょう。

しもやけなどの皮膚疾患でお悩みの方は、ぜひあいおいクリニック皮膚科アトレ目黒を御利用下さい。目黒駅直結のアトレ目黒内で、土日も診療しております。

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皮膚科に関連する診療科について2

前回の記事では、皮膚科、それから派生した美容皮膚科・美容外科との違いについてご紹介しました。今回は、皮膚科と形成外科の違いについて見ていきたいと思います。

まず、形成外科では、体表面の変形をもとの状態に近づけるための治療を実施しています。たとえば、ひどい傷跡、ケロイド、先天的な異常、摘出術後の修復、皮膚のできものをきれいに取る、顔の骨折修復などが挙げられます。すなわち、生まれつきや事故によって引き起こされた皮膚など体表面の異常や病気を治すことに主眼をおいていると言ってよいでしょう。火傷痕の治療、乳房再建などがよく知られていますが、ほかにも皮膚の色や形の異常に関して幅広い治療が行われています。

一方、美容外科・美容皮膚科はご本人自身の審美的な観点から容姿を修正する分野です。こうした診療は、行政によって病気とはみなされていないため、保険は適用されずすべて自由診療になります。これらの診療科では、形成外科等の分野で開発された技術を用いることで、もともと正常であっても自身が気に入らない部分の治療も実施されています。美容の分野というと以前は手術が主だった治療方法でしたが、近年レーザー機器の発達などによりその手段も多彩になってきました。たとえば、レーザーによるほくろ取りやあざ取り、ケミカルピーリング等が美容皮膚科で実施できるようになった背景には、こうした事情もあると言えます。

一般的な皮膚科は、にきび(ざ瘡)、湿疹(皮膚炎)、熱傷(やけど)、アトピー性皮膚炎などの皮膚にある病気を治すことを目的とした診療科です。そして、形成外科では、傷跡を目立たなくするための治療として手術を行うこともあり、幅広く対応しています。皮膚科と形成外科で受けられる治療内容の違いを把握したうえで、選択することが大切です。
もともとコラーゲン注入などのしわ取り、あざ、ほくろのレーザー治療などは形成外科医が得意としている分野です。一方、スキンケアや塗り薬などは皮膚科医が得意としてきました。しかし、現代医学の発達とともに、それぞれが得意とする分野に少しずつ入り込んできているため、両者の境界がなくなっているのです。

以上のように、医療の枠を超えて審美的な治療をしたいという需要に応えて、美容皮膚科・美容外科などの整容を目的とする診療科が生まれたといえるでしょう。だからといって、安易に美容外科等で手術を選択することにはリスクも伴います。
なぜかというと、保険が適用されないため治療費が極めて高額になりがちなことがあげられます。
さらに、特に美容の分野ではご本人の描いているイメージと、実際に手術で変化した後のイメージが一致することも非常に難しいことも一つの理由です。
一度メスを入れると、正常な皮膚に傷跡を残すことになってしまいます。コンプレックスを解消する場合や美容外科手術によって理想の外見が手に入る場合もあるでしょう。必要な時に、必要な美容をすることは悪くありません。
しかし、健常な状態でメスを入れるということは、度が過ぎると健康面や外見、内面にまでに異常をきたす場合があることを忘れないでください。

手軽に美容外科・美容皮膚科を受診するのではなく、まずは専門の皮膚科医に相談してみるのはいかがですか。その後に医師の判断を仰ぎ、必要があれば治療範囲の幅を広げるために、自費診療も検討することが良いのかもしれません。

あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒では、皮膚科診療の訓練を積んだ医師が誠実に対応いたします。
美容皮膚科を検討している方やご興味がおありの方は、一度お越し下さい。
目黒駅直結のアトレ内に位置しているため、通勤や通学などの際に立ち寄るにも便利な立地です。土日祝も診療しておりますので、詳しく知りたい方はお問い合わせ下さい。

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皮膚科に関連する診療科について

このページでは、今まで皮膚科の疾患を中心に紹介してきました。今日では医療の専門化が進み、皮膚科と関連する診療科として、美容皮膚科、美容外科などが挙げられます。しかしながら、これらの違いをみなさんはご存知ですか。

美を目的に診察する皮膚科というのが身近になったのはごく最近のことです。そのため、聞いたことがないという方や、初めて知ったという方も中にはいらっしゃるかもしれません。この美容皮膚科や美容外科は、病気の治療よりも美しくなることを目的として診察を行いますので、いわゆる一般的な皮膚科とは異なります。

では、それぞれの診療科が具体的にどのような処置および治療をしているのか見ていきましょう。

はじめに美容外科からご案内します。美容外科では、主に外科的な手術を受けることができます。具体的には、二重の埋没手術や豊胸手術、リフトアップ手術などが挙げられます。そのほかにも美容外科では様々な施術を用意しており、ヒアルロン酸やボトックスなどを注入する手軽なものから、メスを使うことなく糸を挿入してリフトアップをするような施術も最近ではみられるようになりました。

次に、美容皮膚科について紹介します。美容皮膚科では、メスを使わずにアンチエイジングを目的とした治療を中心に実施しています。そのため、手術に抵抗があるという方でも比較的安心して受ける事ができるといえるでしょう。
たとえば、レーザーを使用してのシミやしわの治療、医療レーザー脱毛、美肌注射、点滴、美容を目的とした外用薬や内服薬の処方などを行っています。また、整容面からのスキンケアや美肌施術も行っていますので、エステ等よりも一層の効果を実感したいという方にお勧めかもしれません。

皮膚科では、一般的に熱傷(やけど)、湿疹(皮膚炎)、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患が生じている場合、それらの病気を治すことが本来の目的となっています。
確かに、皮膚科でも、ニキビやニキビ跡、肌荒れ対策などを以前から行っているので、美容皮膚科と重複している部分もあり、二つの区別が難しい部分もあります。端的に言うと、皮膚にできてしまった病気・病変を治すことは皮膚科の分野、そしてより美しく見せるといった整容目的の診療は美容皮膚科・美容外科の領域といってもよいかもしれません。

しかしながら、美容を目的とした皮膚科と一般的な皮膚科には、大きな違いもいくつかあります。代表的な点を二つあげてみたいと思います。

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手足口病

いかがお過ごしでしょうか。皮膚科を受診される患者数は初夏から夏にかけて増加し、その後は落ち着くことが多いです。しかし、昨年はそうではありませんでした。なぜかというと、昨年の秋に手足口病が流行したためです。小児科では多い疾患ですので、ご存知の方も多くいらっしゃると思います。今回は、そんな手足口病についてご紹介します。

手足口病は、口腔粘膜や手や足などの水疱性の発疹を主訴とした急性のウィルスによる感染症のことを示します。中でも、幼児を中心に夏に流行が見られます。
もし、手足口病に罹患した場合はどのような症状が出現するのでしょうか。この病気にかかると、文字通り手や足に痒みの無い小さな水疱や発赤が生じます。口腔内にも舌に手足と同じような水疱や小潰瘍(アフタ)がみられます。発疹は口の中の潰瘍だけの場合や皮膚の発疹だけのこともあり、通常は1週間程度で消失し、水疱はかさぶた(痂皮化)を作らずに治ります。発熱は軽度で見過ごされることが多く、38度以上の熱発を伴うことはほとんどありません。

 手足口病の原因となるウィルスは一つではなく、何種類かのウィルスが病原体となります。過去に流行した手足口病はこれまで日本では大きな流行をしたことのないウィルスによるものであったため、発疹が全身に出現するといった皮膚症状の激しい非典型例も多くみられました。また、発病から1~2ヵ月後に爪に横線が生じる、爪が浮き上がり脱落する爪甲剥離などの爪の症状を伴うことも多かったようです。

 以上のように、手足口病が流行したとはいえ、流行の中心となるウィルスは年によって異なります。そのため、手足口病に一度罹患したことがあったも、免疫の無いウィルスによる手足口病に再びかかることもあります。主に4,5歳ぐらいまでの乳幼児を中心に罹患率が高く、学童でも流行的発生がみられることが多いといわれています。しかしながら、学童以上の年齢層の大半はこれらのウィルスの感染をすでに受けているので成人での発症はあまり多くはありません。しかし、成人がこの手足口病に罹患すると、熱発や全身の強い掻痒など子供と比較すると症状が重篤化しやすい傾向にあります。

 気になる感染経路ですが、咽頭から排泄されるウィルスによる飛沫感染、便中に排出されたウィルスが手などによって口や鼻の中に運ばれる経口感染、水疱内容物からの接触感染などがあります。潜伏期は3~4日ですが、ウィルスは咽頭から1~2週間、便からは3~5週間排泄されますので、予防のためにはトイレの後の手洗いとうがいが重要です。非常に感染力が強い疾患の一つですので、予防には留意しましょう。

 手足口症に罹患した場合ですが、特別な治療は必要ありません。例えば掻痒がある場合はかゆみ止めの外用薬を塗布する、かゆみ止めの内服薬を飲むなどの対症療法が中心です。ウィルスが原因のため、予後は自然に治癒することが多いです。登校登園は、手足および口腔内の皮疹が消失して感染の可能性がなくなったら可とされているところが多くみられます。登園・登校の判断は、登園・登校許可証を受け取った上で医療機関を受診し医師の判断を仰ぎましょう。

 手足口病の判断や、かゆみに対する処方は皮膚科でも実施しています。手足口病に罹患した可能性がある場合は、一度皮膚科を受診することも検討してみてはいかがでしょうか。

大人の場合は重篤化する可能性があるため、他院への紹介等も実施する可能性があります。早めに受診し皮膚科医の判断を仰ぎましょう。あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒では、土日祝も18時まで診療しています。受診をご希望の方は、ぜひ一度お問い合わせいただければ対応いたします。

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粉瘤(アテローム)

この記事をご覧の方の中に、皮膚の一部分に突然大きなこぶのようなものができた経験のある方はいらっしゃいますか。あるとしたら、それは粉瘤(アテローム)である可能性が高いといえるでしょう。今回は、その粉瘤についてご紹介したいと思います。

粉瘤とは、皮膚に隣接した皮下組織の中に老廃物がたまることで拡大する瘤(こぶ)のことで、アテロームとも呼ばれています。瘤が皮膚の下で異常に細胞が増殖した結果、中身がドロドロした悪臭を伴う泥状の物質で皮膚の下が満たされます。体のどこにでも発生する可能性があり、中でも背部や顔などに多いといわれています。皮膚の同一部位へ刺激が繰り返されることや、外傷などで皮膚の一部が内側に入り込むことなどが契機となって出現することが多くなっています。

もし、粉瘤ができてしまった場合は何をするべきでしょうか。まず、粉瘤を疑った場合は患部を必要以上に触る、潰そうとしてはいけません。

無理に潰そうとすると、ドロドロした悪臭を放つ物質が皮膚の内部から出てくることがあります。また、患部は通常痛みを伴うことはありませんが、万が一細菌感染が起こった場合は患部の腫脹、および疼痛が見られます。患部が比較的小さく、痛みなどの症状がない場合は、多くは経過観察のみ、または抗生物質の外用薬塗布でよいでしょう。
もし患部が赤く腫れた場合は、患部に細菌が付着している可能性が高いため、抗生剤の内服によって感染した状態を抑えることができます。

しかし、進行した粉瘤は摘出手術を行うほうがよいでしょう。
通常は局所麻酔での日帰り手術です。手術の方法ですが、大きく分けて2つに分かれます。一つは、患部をメスで切開・縫合する方法です。
もう一方は、へそ抜き法(くり抜き法)という比較的簡易な手法です。
手術というと、手術後の傷跡を気にする方も多くいらっしゃいます。
後者のへそ抜き法の手術では、表面皮膚の切開は最小限に、皮膚の下のアテロームのみを摘出することが可能です。
よって、皮膚の傷あとは小さく目立たなくすることができますが、完全に傷がふさがるには約2~3週間の時間がかかってしまいます。
個人差はあるものの、最終的には傷跡はざ瘡(にきび)程度の大きさにすることができます。切除手術に比べると施術時間が短いという長所がありますが、寛解までの日数は長くなります。また、足の裏の表皮嚢腫や内容物が完全に固形化しているアテロームに関しては実施できません。手術を実施するのかどうか、またどの手法を選択するのかは信頼できる皮膚科・形成外科医に判断を仰ぎましょう。

手術を実施するかどうかは、通常は患部の状態で判断します。
しかしながら、放っておくと、炎症を起こしたり、非常に大きくなったりするものもあるので、ある程度以上の大きさになったものは切除したほうがよいでしょう。
患部が拡大している症例などは入院して治療する場合もあります。非常にまれな例ですが、この病気から皮膚がんが発生することがあり、今まで長い間同じ大きさで経過していたものが急に大きくなったときなどに注意が必要です。摘出の他に手術が必要となるのは、ほかの腫瘍性疾患との鑑別のため顕微鏡で組織を調べる場合、または不快なにおいが気になる場合、外見上目立つなど整容的に気になる場合などが挙げられます。

典型的な粉瘤は、皮膚科医による診察で診断を下します。患部があまりに大きく、ほかの腫瘍性疾患などとの鑑別のために精査が必要な場合、または中身を摘出する手術を行う場合などは、検査などの設備が整った医療機関で実施します。粉瘤を疑った場合は、まずは最寄りの皮膚科を受診し、紹介を含めて皮膚科医の判断を仰ぐことをお勧めします。

目黒近辺で皮フ科をお探しの方は、あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒医院を御利用下さい。土日および祝日も受診いただけますので、粉瘤の判断および紹介等も実施いたします。診察をご希望の方は、お電話で一度お問い合わせ下さい。

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スキンケア製品の分類について

今回は、スキンケア製品の分類について紹介します。薬局で購入した軟膏、皮膚科で処方を受けた外用薬、さらにはドラッグストアで買った歯磨き粉、化粧品や整髪剤など、私たちは日常的に多くのスキンケア製品を使用しています。ですが、それらがどのような目的で区分されているのか、また最近よく耳にするジェネリック医薬品や健康食品等についても簡単に述べたいと思います。

まず、スキンケア製品は、薬事法によって5種類に分類することができます。

(1) 医薬品
薬品のなかでも、病気の治療を目的とした薬のことで、有効成分の効果が認められたものを言います。医薬品としての認可を受けるまでには長い時間と綿密な検査を必要としており、動物実験の後に治験を実施し、症例や薬剤の効果を報告した上で認可に至ります。そのため、安全性・有効性の面からも優れているといわれています。主な種類ですが、病院で医師が処方するもの、ドラックストアなどで購入することができる大衆薬(OTC)が挙げられます。具体的には、ワセリンやヘパリン類似物質が含有された保湿外用剤などがスキンケアに用いられる医薬品です。

(2) 医療機器
薬事法では、医療用の機械だけではなく例えばガーゼや脱脂綿といった小さな物や松葉杖や車イス、電気マッサージ器等も幅広く含まれます。創傷や損傷のある部位にも使用することが特徴です。

(3) 医薬部外品
医薬品と比較して、人体への作用がより緩やかなものを指します。症状の増強防止や衛生状態を保持することが目的で、治療よりも衛生を重視しているといえるでしょう。具体的には、薬用歯磨き剤、制汗スプレー、育毛剤、染毛剤、入浴剤、ベビーパウダーや薬用せっけんなどがあてはまります。ちなみに、ドラッグストア等で目にする「薬用」の表示は、この医薬部外品を言います。また、薬品化粧品も医薬部外品の一つです。「肌荒れでお悩みの方に」「にきびを予防する」「日焼けによるしみを防ぐ」などの記載があり、厚生労働省が許可した特定の目的に効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されています。

(4) 化粧品
スキンケア製品の多くが該当し、健常な皮膚のみに用いることができるものをいいます。医薬部外品と比較してもさらに効能・効果が緩やかで、清潔にする、美しく保つ、魅力を増す等の理由で使用される製品です。医薬部外品に認められている「にきびを防ぐ」など上記の医薬部外品の項目で述べたような効能・効果は認可されていないため、商品のパッケージなどで表現することはできません。具体例を挙げると、薬用ではない石けんや歯磨き剤、シャンプー、リンス、メイクアップ用品やスキンケア製品が挙げられます。

(5)雑品
上記にあてはならないものの総称を指します。

〇ジェネリック医薬品について
先発医薬品の特許が切れたあと、その薬を他の医薬品メーカーが製造・販売したものをジェネリック医薬品(後発医薬品)といいます。先発医薬品を開発した企業は、医薬品の構造や製造方法等について特許を取得し、特許期間中の20年間はその薬の製造および販売について独占することができます。その特許期間が終了後に、少ない研究費とコストで製造され、先発医薬品と主成分を同じにした医薬品がジェネリック医薬品です。そのため、ジェネリック医薬品は先発医薬品に比べて安価です。まれに、先発品では見られなかった副作用等が生じる可能性があるため、ジェネリック医薬品を使用中に違和感が生じた場合はかかりつけの医師や薬剤師へ相談しましょう。

〇健康食品等について
また、昨今では、市販や通信販売で購入したサプリメントや健康食品等を内服、または喫食している方も増えています。しかし、サプリメント等の広告の下には「個人の感想」という文面が記されていることがほとんどです。サプリメント等はあくまでも補助食品であり、医薬品のように綿密な検査を実施しているわけではありません。そのため、宣伝で謳われているような効果は不明確なところを含んでいるといってよいでしょう。

薬剤に関する疑問点やスキンケアで不明なことがある場合は、最寄りの皮膚科医に相談しましょう。目黒駅近辺で皮膚科をお探しの方は、土日も診療しており、アトレ目黒駅直結で便利なあいおいクリニック皮膚科アトレ目黒を御利用下さい。

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保湿剤について

 寒い時期に突入し、肌の乾燥が顕著な時期になりました。これから、ハンドクリームなどの保湿剤を使用する頻度が増えますね。しかしながら、保湿剤の塗り方など、詳しい方法は知らないまま使っている方が多いのではないでしょうか。今回は、そんな保湿剤の種類や用法についてご紹介したいと思います。

〇基剤について
外用薬の基剤は、クリームと軟膏に大きく2分されます。軟膏とクリームの違いは、クリームは水が含まれていて油と混交していますが、軟膏は油のみでできており水分が含有されていない点です。クリームが軟膏に比べて塗布しやすく、塗布しやすいのはそのためです。クリームは、軟膏に比べ肌に吸収されやく、早く効果が出ます。夏など、特にべたつきが気になる場合は、使用感を考慮して軟膏からクリームに基剤を変える場合もあります。その一方で、軟膏はコストが安く、刺激感が少ないため経済性や安全性の面で優れています。好みで選ぶ場合も多いのですが、患部の状態によっては安全性の面から軟膏を選択する場合も多く見られます。

〇用法について
軟膏やクリームなどの外用剤は塗る回数が決まっています。塗る回数が少ないと十分な効果が得られないことや、逆に塗る回数が多いと副作用が出ることもあります。ただ、薬によっては1~数回などと書かれている場合があります。塗布の回数やタイミングなどは医師に相談しましょう。そして、薬剤を受け取った後は、医師や薬剤師から説明された回数や処方箋に記載された用法を必ず守って塗布しましょう。

〇塗布する順番について
軟膏やクリームが複数処方されている場合では、医師から説明された順序を守って塗って下さい。一般的には、塗る面積の広い方から先に塗ります。たとえば、ステロイド外用剤と保湿剤が処方された場合は、塗る面積の広い保湿剤から先に塗り、後からステロイド外用剤を病変部位のみに塗ります。薬剤や肌の状態などによっては順序が異なる場合もあるので、不安な点がある場合は医師に確認しましょう。

〇塗り方について
軟膏やクリームは、全体に塗布する保湿剤と患部のみに塗布するステロイド等外用剤によって塗り方が異なります。ステロイド外用剤のように患部のみに擦りこむように塗布します(『塗擦』と呼ばれます)。これに対し、スキンケアに使用する保湿剤や、筋肉痛に使用する消炎鎮痛剤では優しく伸ばして塗ります。また、外用薬は可能な限り皮溝にそって横方向に塗布すると効果的です。使用方法について不明な点がある場合には、皮膚科医等に確認してみるのがよいでしょう。

〇副作用について
最も多い副作用は、かぶれなどの接触皮膚炎です。軟膏やクリームを作る際に配合された添加物が引き金となって起きることがあります。もし、軟膏やクリームを使用中に、湿疹やかぶれなどが生じた場合は、使用した薬剤を持参して皮膚科医へ相談しましょう。
最近では、ヘパリン類似物質が含有された処方薬が保湿を含めて美肌に効果があると噂されています。確かに、ヘパリン類似物質は皮膚の血行を改善し、乾燥を予防する効果はあります。しかしながら、それ以上の効果は不明確です。何よりも処方薬は医師の診断に基づき、病名が確定した後に処方されるものです。そのため、処方薬を美容目的で必要以上に受け取ることは控えましょう。現在では、市販の保湿剤に保湿力が高いものが数多く発売されていますので、市販の保湿剤を塗布しても改善がない場合のみ、皮膚科医の判断を仰ぎましょう。

保湿剤の詳しい使用方法やスキンケアの方法など、相談したいことがある方は、土曜日・日曜日も診療しているあいおいクリニック皮フ科アトレ目黒へお越しください。

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接触皮膚炎

本日は、接触皮膚炎についてご紹介します。接触皮膚炎とは、いわゆる「かぶれ」のことです。この記事をご覧の方のなかにも、化粧品や金属など何かでかぶれた経験がある人はいらっしゃるかもしれません。皮膚疾患のなかでは、比較的身近な病変といえるでしょう。

接触皮膚炎は、刺激物質などが皮膚に接触することで発症してしまう湿疹性の炎症反応のことを示し、刺激性とアレルギー性に大きく分けることができます。さらに、光線の関与したタイプを加えて、
(1)刺激性接触皮膚炎
(2)アレルギー性接触皮膚炎
(3)光接触皮膚炎に分類できます。

(1)刺激性接触皮膚炎
角層は、皮膚を外界から守るバリアの役割を果たしています。しかし、乾燥や外傷などによって角層の障害がおこると、皮膚に接触した石けんや化学物質などの皮膚を刺激する物質が障害部位から侵入して角化細胞を刺激して炎症が起こると考えられています。こうした一連の反応により、アレルギー体質でない人でも皮膚への刺激により起こってしまうかぶれと考えられます。

(2)アレルギー性接触皮膚炎
ウルシ、ニッケルなどが皮膚について皮膚炎を起こすことで生じます。アレルギー性接触皮膚炎の発症には、抗原にかぶれてしまうパターンと、かぶれた後に抗原が再度皮膚に接触して炎症を起こす2パターンがあるとされています。抗原に感作されたアレルギーのある方のみにかぶれが起こります。

(3)光接触皮膚炎
皮膚にある物質が接触して、さらに光が照射されることで生じます。

接触皮膚炎は、皮膚科外来においてポピュラーな皮膚疾患の一つです。接触皮膚炎の原因は、外用薬の頻度が高いといわれています。中でも、抗菌薬や非ステロイド系消炎薬の外用薬など、医薬品によるものの頻度が高いです。ステロイド外用薬によるものも稀に見られます。もし、これらの外用薬が湿疹等で使用された場合は、症状の悪化をもたらす可能性があり、接触皮膚炎との判別が困難になることも考えられます。そのため、診断については皮膚科医の判断を仰ぎましょう。医薬品の他に接触皮膚炎をおこしやすいものとしては、化粧品、染毛剤、薬用歯磨きといった医薬部外品が挙げられます。

また、接触皮膚炎の診断において、アトピー性皮膚炎などの他の湿疹性疾患と鑑別することが大切です。さらに、接触皮膚炎の治療で最も大切なことは原因となるアレルゲン、接触刺激因子を見つけ出し除去することです。そのためには経験のある皮膚科医による詳細な問診が必要です。その問診により推定された最も可能性の高い原因物質を除去することが重要です。ちなみに、治療は患部の炎症を抑えるためにステロイド外用薬を塗ることが必要です。

接触皮膚炎で悩んでいる場合、原因物質を除去することが第一です。その原因物質を除去するためには、パッチテストによって判別することが一般的です。アレルギー性接触皮膚炎の検査で最も重要な検査法はパッチテストです。パッチテストは、アレルゲンを強制的に皮膚に吸収させ、アレルギー反応を人為的に引き起こします。従って訓練された皮膚科医により行われなくてはなりません。

日常生活の中で、知らない間に皮膚は化学物質と接触しています。そのため、日用品として使用される製品が接触皮膚炎を誘発することもあります。たとえば、洗剤などに広く使用される界面活性剤等があげられます。日用品の中には患者が原因製品だと気づかずに使用し続けたため病変が慢性化していることも少なくありません。少しでも症状が当てはまる場合は、皮膚科を受診することをお勧めします。

いかがでしたか。特定の物質で何度もかぶれが生じる場合は、接触皮膚炎が疑われます。一度皮膚科を受診して、皮膚科医の判断を仰ぐことも改善の一つの方法といえるでしょう。

目黒近辺で皮膚科をお探しの方は、あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒を御利用下さい。かぶれ、接触皮膚炎でお悩みの方の相談に応じます。

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性感染症2

今回も、前回に引き続き性感染症(別名STD、STI)についてご紹介したいと思います。
前回では紹介し切れなかった梅毒、ヘルペス、トリコモナス、毛じらみ、B型・C型肝炎について解説します。

〇梅毒
梅毒トレポネーマ・パリダム(TP)という病原体によって感染します。皮膚や粘膜にある小さい傷から感染し、やがて内臓や中枢神経などの全身器官が侵されてしまう病気です。女性が罹患すると、接触後の2~3週間で陰部に固いしこりが発生します。その後、鼠径リンパ節に腫脹が見られた後自然に消失します。男性の場合は、しこりは包皮や陰茎などに発生し、表面が破れびらんや潰瘍になります。その後、大腿部のリンパ節炎に移行するものの、疼痛はありません。しこりを放置すると寛解までに時間を要します。抗体が完全に低下するまでは定期的な診察や検査を続けることが必要です。

〇(性器)ヘルペス
単純ヘルペスウイルスを病原とする性感染症です。感染後3~7日の潜伏期を経た後に外陰部に水疱が数個出現します。多くは1か月以内に治癒しますが、治癒後も月経・性交その他の刺激が誘因となって再発を繰り返すこともあります。完治してもウイルスは体に残り、ストレス等により抵抗力が弱くなった際をねらって再発します。

〇トリコモナス
男女共に自覚症状が出ないこともあり、いつ感染したか分からない事が多い疾患といわれています。トリコモナス原虫が原因で罹患します。膣だけではなく子宮頸部、下部尿路、前立腺などにも侵入します。男性に比べて、特に女性で症状が強いといわれています。再発を繰り返す場合も多くなっています。
男性の場合、トリコモナス原虫は尿道・陰茎包皮・前立腺・精巣などに寄生しますが、ほとんど自覚症状がないことが多いです。無症状でも尿道の分泌物や炎症が非感染者に比べて多く、感染後の潜伏期間も長いといわれています。
トリコモナス感染を有する男性には前立腺炎を有することが多いです。
さらに、自覚症状がなくてもパートナーが感染していれば本人も治療する必要があります。また、女性は男性に比べトリコモナス感染症の症状は非常に多様です。約50%は自覚症状がない場合もありますが、症状が進行するとおりものに血が混じる場合もあります。

主訴は、泡状の悪臭の強い黄色いおりものの増加と、外陰・膣の刺激感、強い掻痒です。トリコモナス感染を受けた膣粘膜や発赤・びらんを有する膣部は、クラミジア感染や淋病と同様にHIV感染リスクを高めことが指摘されています。感染が判明した場合は、同時にパートナーと共に治療する必要があります。

〇毛じらみ
毛じらみとは、人間の毛に寄生しているシラミです。感染すると平均1~2ヶ月後に陰毛の痒みとして自覚することが多いです。陰毛に限らず肛門周囲・腋毛・胸毛・すね毛、さらにはまつ毛や眉毛に至るまで感染します。増強すると湿疹や細菌性の二次感染が起こりえます。ほとんどは、性行為などの陰毛の直接接触による感染です。人に寄生するシラミとして他、頭ジラミとコロモジラミがいますが、これらは性行為でうつることはありません。

〇B型・C型肝炎
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが肝臓に感染して起こる状態のことです。免疫正常の成人の多くは一過性の感染ですが、数%に持続感染を起こします。そして、感染が持続する人の一部に肝硬変や肝癌を発症します。また、C型肝炎は主に血液を介して感染するウイルスで、接触感染よって感染し、肝臓で増殖します。慢性化すると多くの場合、肝硬変・肝癌に移行します。感染しても30~40%の人は自然治癒しますが、現在のところB型肝炎のようなワクチンで予防することはできません。

性病の場合、治癒したかどうかはご自身では判定できない場合があります。また、感染部は自分ではなかなか分からず、治療が不十分となってしまう可能性もあります。治癒したかどうかは必ず受診して確認するようにしましょう。受診に抵抗はあるかと思いますが、できる限り診断を受けていただいたほうが良いでしょう。

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性感染症

性感染症(STD)は、性行為などによって感染する病気のことです。一昔前までは性病と呼ばれていましたが、現在は性感染症やSTD(「Sexually Transmitted Diseases」の頭文字)またはSTI(「Sexually Transmitted Infections」の頭文字)と呼ばれています。STD(性病・性感染症)は、感染している人との性行為により、病原菌を含む精液、腟分泌液、血液などが、口や性器の粘膜、皮膚などに接触することで感染がおこります。そのため、日常生活や単なる接触で感染することはありません。代表的な疾患としてはHIV(エイズ)、クラミジア、 カンジダ、淋病、 尖圭コンジローマなどがありますので、順に紹介したいと思います。

〇HIV(AIDS)
HIVとは病気そのものの名前ではなく、ウイルスの名前です。 正確には、ヒト免疫不全ウイルスといいます。このウイルスが体の中に入ると、ヒトの免疫として働く細胞に感染します。 この感染された細胞が増えていくと、次第にその人の免疫力、つまり風邪などの病気に抵抗する力が落ちてきます。 その結果、健康な人だとかかりにくいような様々な病気に感染してしまうようになります。 この状態をエイズに罹患した状態と指します。

〇クラミジア
クラミジア感染症の原因は、クラミジアトラコマティスという細菌です。女性の場合、クラミジアに感染するとおりものの量が増えます。しかし、他に自覚症状があらわれにくいので 自分が感染していることに気付かないことが多くあります。治療せずに放置しておくと、体の内部にまで感染が広がり子宮内膜炎や卵管炎、不妊の原因となる事もあります。 また、流産、早産の原因にもなるため、注意が必要です。
男性の場合は、クラミジアに感染すると排尿痛が生じます。治療せずに放置しておくと尿道を経由して感染が広がり、前立腺炎、腎炎などになることがあります。

〇カンジダ
カンジダはもとから人の体内に存在している菌です。これらが原因となって膣内部などのさまざまな部位にかゆみなどをおこします。女性の場合は、カンジダに罹患すると性器周辺部や外陰部にかゆみや炎症がでます。 膣の中で炎症を起こしている場合にはヨーグルト状のおりものの量が増えることがあり、性交時に痛みを感じることがあります。男性の場合は症状がでることは少ないのですが、亀頭や陰茎にかゆみや炎症がおきることがあります。

〇淋病
淋病は淋菌が原因となって発症する性感染症です。女性の場合は、膣から子宮あたりに炎症をおこします。症状としては、おりもののの増加や悪臭などの変化がありますが、 約80%の女性には自覚症状がないといわれています。 感染を放置しておくと体内に感染が拡大し、子宮外妊娠や不妊の原因となります。妊娠中に感染していると赤ちゃんは出産時に淋菌に感染します。 この場合、早期に治療をしないと失明するおそれがあります。男性の場合は尿道に感染することが多く、激しい排尿痛や排尿時の膿がでます。 しかし自覚症状がない場合もあります。治療をせずに放置していると、菌が広がり体内の生殖器の炎症をおこします。場合によっては無精子症になることもあります。

〇尖圭コンジローマ
コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウィルスが原因となる性病です。このヒトパピローマウイルスには良性のものと悪性のものに分類され、 良性のHPVはコンジローマの原因に、悪性のものは子宮頸がんの原因になります。HPVに感染すると、1~2ヶ月ほどの潜伏期間ののちに感染した部位にイボができます。 性器とその周辺、肛門、足の付け根部分などにできることが多いのですが、口唇部に感染した場合には唇や口の中にできることもあります。 このイボは疼痛がない場合が多く、見えない部分にできると発見が遅れることがあります。このイボは一度寛解しても、再燃する可能性があります。

性病の中には症状が出にくいものもあります。しかし、症状が無くても病気は進行し、いつのまにかパートナーにうつしている可能性があります。先に述べた通り、男女とも不妊症の原因になる場合があります。妊婦が感染した場合は、流産や早産の原因になりかねません。そのため、必ず妊婦検診を受けましょう。さらに、性感染症の罹患者はHIV(エイズウイルス)に感染する可能性が通常より3~5倍高くなるといわれています。

 では、検査はどのように実施されているのでしょうか。検査可能な機関は、保健所と病院の大きく2つに分けられます。国の保健所あるいは自治体の施設で性病の検査が行われています。これらの検査は原則無料となっており、検査の際に自分の名前を告げる必要がなく匿名で検査を受けることができます。保健所の検査はHIVなどの社会的に影響のある病気を中心に行われるため、病院などでの検査よりも検査項目が少ない場合があります。検査は主にHIV、梅毒、クラミジア、淋菌の検査が実施されています。検査項目等の詳細は各自治体、保険所で異なりますので、実施を希望される場合はお近くの保健所などへお問い合わせください。 また、全国の病院や診療所でも性病の検査が行われています。 性病に関するなんらかの症状があらわれている場合であれば検査費用に保険を適用できることがありますが、 なにも症状がない場合には自費診療扱いで保険が適用されないこともありますのでご注意下さい。

性病には数多くの種類があり、さらに、罹患していると抵抗力が落ちて細菌やウイルスが侵入しやすくなってしまいます。このように、STIは自覚症状がないまま進行する恐ろしい病気といっても過言ではありません。
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