コラム

尋常性白斑(白なまず)

本稿では、尋常性白斑について紹介したいと思います。この記事をご覧の方は、尋常性白斑、いわゆる「白なまず」という皮膚疾患を耳にしたことはありますか。尋常性白斑とは、境界明瞭な皮膚の一部の色素が白く抜ける疾患です。尋常性白斑が生じると皮膚に白い斑点ができます。大きさや形はまちまちで、場合によってはかなり大きくなることがあります。ちなみに、痛み(疼痛)、痒み(掻痒)などの自覚症状はなく、他の人に伝染することはありません。

この尋常性白斑の症状ですが、原因は不明です。現段階で分かっている事は、メラノサイト(色素細胞)が自律神経失調症やストレスなどの何かのきっかけで破壊される、あるいは色素が合成されていく過程の機能が停止していることが原因と言われています。中でも、頭部・顔面・首・腕・手などの露出部位などに発症する場合が多く、白斑部と正常な皮膚との境界部は逆に色素が増強し目立ち易いのが特徴です。

たとえば、白髪は頭部のしろなまずと言ってよいでしょう。また、尋常性白斑の罹患者は甲状腺機能亢進、糖尿病などを合併していることもあります。白斑が発症する確率は全人口の1~2%と言われ、日本ではおよそ120万人から240万人の方が罹患していると言われています。発症年齢は、20代を中心に10~30歳代に発症するケースが多いといわれていますが、高齢者でも見られます。ちなみに、男女差はほとんどありません。尋常性白斑は、発症した場所により、限局型、分節型、汎発型の3つの型に分けられます。これから、この3つの型について述べたいと思います。
〇限局型
1個から数個の白斑が、皮膚の一部分に限って出現しているものをいいます。大きさは数センチまでが大半で、白斑部位への機械的な刺激や皮膚の炎症がきっかけとなる事が多いといわれています。

〇汎発型(はんぱつがた)
尋常性白斑の中で最も多い種類で、身体のあらゆる所に白斑が出現するものをいいます。ただし、限局型の白斑の経過中に全身のメラノサイトが破壊された場合は、限局型は汎発型に移行することもあります。

〇分節型
皮膚の神経に沿って白斑が発症し、主に身体の片側にだけに発症する場合を分節型といいます。また、白斑部には白毛を伴うことが多く見られます。 汎発型に比べると、治りにくい傾向にあると言われています。
いずれにしても、尋常性白斑が生じた場合は、まずは化粧品などの外用剤の影響を疑います。しかし、思い当たることがない場合は皮膚の問題ではなく、ストレスを取り除くなど身体全体から見直していく必要があるといえるでしょう。

尋常性白斑と診断される方の多くは、外用薬を塗り込んだ部位や化粧品を使用した部位の皮膚が突然白くなったと皮膚科を受診されます。まずは外用薬での治療が第一で、外用薬の種類には、ステロイド外用剤、免疫抑制薬、ビタミンD含有の外用薬等があげられます。処方された場合は、必ず医師の指示によって使用してください。

改善がない場合は、レーザーでの治療を検討します。大きく分けて、PUVA療法とUVB療法の2つがあります。PUVA療法とは、ソラレンというお薬を内服や塗布、あるいは湯に溶かせて入浴します。その後に波長の長い紫外線(UVA)を照射して皮膚に反応をおこさせ、各種の皮膚疾患を治療する方法です。治療は週に1~2回の割合で実施しますので、定期的な通院が必要です。UVB療法の中で最近、注目されている紫外線療法としてナローバンドUVB療法があります。治療経過や、治療方針については、かかりつけの皮膚科医に相談しましょう。実施できる設備等が限られますので、レーザー治療を希望される場合は事前に医療機関へお問い合わせすることをお勧めします。

 尋常性白斑(白なまず)を疑っている方、および目黒近辺で皮膚科をお探しの方は、あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒を御利用ください。尋常性白斑の診断および整容的な皮膚疾患についても、皮膚科医がアドバイスいたします。

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尋常性乾癬

本稿では、尋常性乾癬についてご紹介したいと思います。乾癬にはいくつかの種類がありますが、全体の9割以上を占めるのがこれからご紹介する尋常性乾癬です。

尋常性乾癬とは、慢性皮膚疾患の一つです。人によって症状や発症する場所が異なり、治療法は多様ですが、典型的な症状として、皮膚の肥厚部位や赤い発疹の上に、フケのようなもの(鱗屑とよばれます)が付着し、落屑が生じる皮膚病変です。国内の患者数は約10万人(1000人に1人)といわれています。患者層としては乳幼児から高齢者まで年齢層は幅広いですが、男性では30代、女性では10代および50代での発症が多いようです。ちなみに、他の人に感染することはありません。

 そんな乾癬の原因ですが、今のところは不明です。もともと乾癬になりやすい体質があり、それに加えてストレス等のさまざまな要因が加わって発症すると考えられています。また、糖尿病や脂質異常症、肥満などの生活習慣病も影響が大きいといわれています。
 それでは、もし乾癬に罹患した場合は、どのような治療法があるのでしょうか。一般的には外用療法から始め、効果が十分でない場合に光線療法、内服療法、生物学的製剤へと進めていきます。個々の治療方法については、皮膚科医とよく相談してください。

〇治療方法について
① ステロイド外用薬
紅斑の治療に効果的で、効果が比較的早く現れます。しかし、長期に漫然と使用することで皮膚萎縮などの副作用を生じる場合もあるため、軽快後は塗布をやめることが必要です。

➁ビタミンD3外用薬
効果が見られるまでに時間がかかるものの、鱗屑や皮膚の腫脹改善に効果的です。決められた量より多く塗るなどの誤った使い方によって、のどの渇き、脱力感、食欲不振などの全身性の副作用が起きることがあるため、医師の指示通りに使用しましょう。

② ステロイドとビタミンD3の配合外用薬 
ステロイド外用薬とビタミンD3外用薬の効果をあわせ持っており、即効性と十分な効果が期待できます。しかし、両方の副作用に注意する必要があります。症状や効果をみながら、単独あるいは混合で使用したりします。

〇光線療法
外用薬で改善しないとき、または増強した場合に用いられます。光源ランプを用いて、紫外線を照射します。紫外線は波長によって2種類に分けられますが、効果が認められるのは、中波長紫外線(UVB)と長波長紫外線(UVA)です。 近年、一般的になってきたのが、UVBに含まれる有害な波長を取り除き、治療効果が高い波長のみを使う「ナローバンドUVB療法」です。適度に直射日光を浴びることも治療として推奨されていますが、紫外線には皮膚の発がん性なども報告されているため、必要に応じて実施してください。

〇内服療法
皮膚細胞の異常増殖を抑えるレチノイド(ビタミンA誘導体)、免疫反応を抑えるシクロスポリン(免疫抑制剤)などが用いられます。

〇生物学的製剤を用いる方法
これまでの外用薬、内服薬等の治療で効果がみられない場合には、生物学的製剤が用いられます。皮下注射と点滴の2種類があり、病変部位に大量に出ている炎症にかかわる物質を抑制する働きがあります。

〇乾癬に罹患した場合の注意事項
① ストレスを軽減する
仕事や人間関係といったさまざまなストレスは発症・悪化の引き金となります。乾癬そのものに対する不安がストレスとなり、症状を悪化させるという悪循環も起こり得ます。

➁生活習慣を見直す
カロリーの高い食事は乾癬を悪化させるといわれています。肉類や脂質などは控え、栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。飲酒や喫煙もできる限り控えましょう。また、睡眠不足や不規則な生活が原因で症状が悪化することもあるため、規則正しい生活を送るよう心がけましょう。

③ 既往症・合併症の治療
乾癬患者さんには、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、リウマチ性疾患などを患っている(患っていた)人が多い傾向があります。因果関係はわかっていませんが、これらの病気が悪化すると乾癬の症状も悪化することがあるので、あわせて治療していくことが大切です。

いかがでしたか。乾癬は、皮膚疾患のなかでは身近な疾患とはいえないかもしれません。しかし、数年前にタレントが乾癬に罹患していることを公表したことがありました。現在も一定数の患者さんがいらっしゃる疾患です。

乾癬を疑っている方や、皮膚病変について相談したいことがある方は、あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒へお越しください。目黒駅直結で、通勤や通学、買い物の際にお立ち寄りいただいても構いません。皮フ科医が真摯に対応いたします。

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円形脱毛症

昨今、頭部の脱毛でお悩みの方が増えているといわれています。主に遺伝や加齢の影響が大きいといわれていますが、最近では若い方でも見られることが増えています。また、女性では出産後のホルモンバランスの乱れにより脱毛が生じやすくなります。今回は、そんな円形脱毛の種類および治療法についてご紹介したいと思います。まず脱毛症は、大きく3つに分類されます。円形脱毛症、男性型脱毛症、そして女性型脱毛症の3つです。

〇円形脱毛症
円形脱毛症とは、頭皮の一部に脱毛が生じる状態を示します。10円大の脱毛症は、ストレス等が原因となる場合が多いため、その原因を取り除けば自然に治るケースがほとんどです。また、円形脱毛症はいくつかの原因があり、重度のものとしては脱毛が多発して治療や完治に時間を要する「多発型円形脱毛症」や、まれに治療が非常に難しい、全身の毛が抜けてしまう円形脱毛症の「汎発性脱毛症」などもあります。症状が出現した場合は、早めに医師へ相談しましょう。それでは、主な治療法についてご紹介します。

・外用薬
フロジン外用液、リンデロンVG軟膏、ステロイド剤等を塗布する方法です。育毛剤などと併用して患部の改善をはかることも多くみられます。
・処置
液体窒素を患部にあてる冷凍凝固法によって毛根を刺激し、発毛を促す方法です。
・局注療法
患部に薬剤を注射し、発毛を促す手段です。ケナコルトというステロイドが良く用いられます。数週おきに実施されることが多いようです。浮腫、免疫低下などの副作用もあるため、実施を希望する場合は必ず医師に相談しましょう。
・局所免疫療法(SADBE・DPCP)
自然界にはない物質を脱毛部に塗って、人工的にかぶれを起こす方法です。円形脱毛症は自己免疫疾患の一種といわれており、毛球部を多数のリンパ球が攻撃していることで生じます。それを応用し、人工的に炎症を起こしてかぶれさせることで、いわば別のリンパ球で置き換えて発毛を促す方法といえます。この治療法に使われる物質は、DPCP(ジフェニルサイクロプロペノン)、またはSADBE(スクアリックアシッドジプチルエステル)の2種類があり、主にDPCPが使われています。

〇女性型脱毛症
女性の薄毛、脱毛症には、びまん性脱毛症、分娩後脱毛症、脂漏性脱毛症などいくつかの種類があります。その中でも、びまん性脱毛症が最も多く見られます。びまん性(一面に広がるという意味)脱毛症とは、頭皮全体の髪の毛が均等に抜け落ちていく症状のことです。
特に髪の分け目の部分の地肌が透けて見える様になります。

主な原因は老化現象といわれていました。しかし、最近では若い女性でも薄毛に悩む人たちが急増しています。原因としてはストレスや睡眠不足、喫煙、ダイエットなど偏った食事などがあげられます。まずは生活習慣を見直した上で、治療にあたることが必要といえるでしょう。もし、脱毛が顕著な場合には、ミノキシジルという物質が含有された女性専用の薄毛治療育毛剤の使用や、内服薬を検討します。 ちなみに、ミノキシジルはもともと血管拡張剤として使用されていた医薬品で、薄毛部分に塗布すると頭部の毛細血管を一時的に広げることができるため、最近用いられるようになった薬剤です。

〇男性型脱毛症
成人男性にみられる症状で、髪が薄くなる状態をさします。額の生え際などの部位が、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられており、徐々に抜け毛が進行し、薄毛が目立つようになってしまいます。
男性型脱毛症(AGA)は、20代前後から始まり、35歳までには、約40%の男性が何らかの脱毛症状を伴うといわれています。それでは、主な治療についてみていきましょう。
・内服薬
ザガーロ、プロペシア、フィナステリド(プロペシアのジュネリック)等複数の種類があります。脱毛の原因となる男性ホルモンを抑制することで、症状を食い止める方法です。中でも、ザガーロは脱毛を抑制し育毛効果も報告されているそうです。
・外用薬
ミノキシジルが含有されている薬剤は、脱毛の原因物質の生成をブロックして頭皮の血流を改善させることで発毛・育毛を促していきます。 内服薬との併用で発毛効果がみとめられるといわれています。

内服薬・外用薬ともに、治療の途中で中止すると再発する可能性があります。さらに、肝機能障害などの副作用も多く報告されているため、医師による問診および採決等の定期健診は欠かせません。多くは自費診療で実施されているため、治療を希望する方は必ず事前に医院へ確認するか、または専門の医療機関を受診しましょう。

 いかがでしたか。円形脱毛症は、悩んでいる患者さんは多いといわれているものの、治療法が確立していない疾患といってよいかもしれません。患者さんの状態に合わせて治療を選択します。また、治療の多くは自費診療になることが多いため、治療や診療方針については、信頼できる医師との連携が欠かせません。

あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒では、軽症の場合から円形脱毛症の診察を実施しています。他院への紹介もいたしますので、お悩みの方は一度相談にお越し下さい。

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アトピー性皮膚炎2

徐々に寒くなり、肌の乾燥や皮脂欠乏で皮膚科を受診される方が増える時期になりました。中でも、アトピーの方にとっては、普段以上にお手入れが必要な時期が到来したといえますね。今回は、アトピー性皮膚炎の方のスキンケアについて紹介したいと思います。

過去にもご紹介した通り、アトピー性皮膚炎は乳児期から発症する慢性的に続く皮膚の炎症のことです。年齢の経過とともに症状が軽くなることが多いのですが、人によっては成人後も継続して症状が続くことがあります。アトピー性皮膚炎の原因はアレルギーによるものや遺伝による影響などが複雑に絡み合って起こっていて、皮膚のバリア機能がなんらかの原因で低下してしまうことで起こると考えられています。

特に、皮膚の細胞の周りに豊富に含まれているセラミドやスクワレンといった皮脂の構成成分の不足が大きな原因ではないかと言われています。これらの肌を守るための物質が減少してしまうとどうしても肌のバリア機能が落ちてしまい、外部から痒みや炎症の原因になる物質が皮膚を通じて入りやすくなってしまいます。そのため、アトピー性皮膚炎でお困りの方は日常的に皮脂が少なくならないように気をつけることでお肌の状態が改善していきます。ケアの方法などは皮膚科を受診することで詳しく学ぶことができるので、アトピーでお悩みの方は、是非一度皮フ科で相談をしてみてください。
アトピー性皮膚炎の治療は様々な薬が用いられています。

1・ステロイド外用薬
ステロイドというのは非常に炎症を抑える力が強い薬で、皮膚に塗ることで肌の状態を改善してくれます。ステロイドの外用薬を長期にわたって使用していると皮膚が薄くなるなど、皮膚の状態が変化する副作用が出てきます。必ず皮膚科の医師の指示に従ってお薬を使うようにしましょう。

2・抗ヒスタミン剤
痒みの原因にはヒスタミンという物質が関与しています。ヒスタミンが細胞に働きかける時にはヒスタミン受容体というタンパク質に結合することでヒスタミンの作用が現れるので、このヒスタミン受容体に蓋をしてしまえば痒みが治まります。
このような目的で使用されている薬が抗ヒスタミン剤です。抗ヒスタミン剤には眠気などの副作用があったのですが、最近ではかなり改善されていて、副作用が弱くなってきました。

このようなアトピー性皮膚炎の治療は皮膚科の医師と二人三脚で行うことが重要です。独断で薬を使用せず、皮膚科の医師と相談しながら治療を行いましょう。
また、アトピー性皮膚炎の方は毎日のお肌のケアに気をつける必要があります。
まず気をつけたいのが保湿です。
肌のバリア機能の低下によって水分が失われやすくなっているので、お肌の中の水分を保つことで肌に加わる刺激に耐えられる肌を作る必要があります。まず保湿の基本は水分を保持してくれる薬の使用です。お風呂上がりの肌に水分が行き渡った段階でお肌の中に水分を閉じ込めるように化粧水などを使います。尿素が配合されている塗り薬も保水作用があるので効果的です。このほかに、肌の表面から水分の蒸発を防ぐための油分を含んだクリームをつかうと長い間水分を保持してくれます。

また、痒みが強くなってきた時には肌を冷却すると効果的です。なかなか薬が手に入らないまたは、病院に行けなかった時には痒みを我慢し続けなければいけません。痒くなって肌が赤く炎症を起こしている部分にはアイスパックを当てて冷やしてあげると痒みが治まります。緊急時はこのような方法を使って痒みをコントロールし、お肌の健康を保つように心がけてください。

 あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒では、アトピー性皮膚炎をはじめとする皮膚疾患の治療を積極的に実施しています。目黒駅近辺で皮膚科をお探しの方は、ぜひお越し下さい。経験豊かな皮膚科医が、患者さんに寄り添った治療を提供いたします。

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火傷(やけど)

この記事をご覧の方のなかに、やけどをしてしまった経験がある方はいらっしゃいますか。やけどまではいかなくても、熱いものに触れてしまったことは誰にでもあるのではないでしょうか。今回は、やけど(専門用語では熱傷といいます)についてご紹介します。これからの時期に増加する疾患の一つといえます。

熱傷とは、熱によって皮膚が傷ついた状態のことを指します。皮膚に一定時間以上、高温のものが接することでやけどが生じます。もちろん高温のものによってやけどになりますが、それほど高い温度ではなくとも、長時間の接触により火傷が生じることがあります。特に、深く寝込んでいるときなどには比較的低い温度でも持続的に加熱されることでやけどを引き起こしてしまいます。これを、低温熱傷(低温やけど)といいます。湯たんぽやカイロの使用でみられることが多くなっていますので、これからの時期にはお気を付けください。やけどをした場合は、その直後から皮膚の疼痛を伴う赤みや腫れが出現します。その後も、しばらくの間は腫脹やみずぶくれが持続します。

ひとくちに火傷といっても、いくつかの種類があります。熱傷はその深さにより、I度熱傷からIII度熱傷に分類されます。I度熱傷は表皮熱傷ともよばれ、皮膚の表面が熱により傷ついた状態を示し、やけどをした部位には発赤が生じます。この場合は、とくに治療をしなくても傷跡をのこすことはありません。皮膚科医が診察し、ステロイドや抗生物質などの軟膏を皮膚の状態に応じて処方します。その後も皮膚科で経過観察をして、医師の指示があれば外用薬の使用を中止して治療終了の運びとなります。

II度熱傷は、みずぶくれ、水疱ができるやけどです。大きく2つに分類され、浅いものは浅達性II度熱傷とよばれます。水泡が破裂すると、きず(潰瘍、かいよう)になりますが、外用薬の適切な使用など医師の指示通りの治療によって改善します。それよりも深い深達性II度熱傷の場合には、治るのに1ヶ月以上かかることもあります。

一方、III度熱傷では、外来通院治療ではなく、基本的に入院しての点滴治療や植皮術などの外科的治療が必要になります。この場合のやけどの治療には冷却、洗浄、軟膏治療などによる保存的治療と植皮術を中心とした外科的治療とがあります。

以上のように、ひとくちにやけどといってもその程度はさまざまで、患部の深さや広さによって治療法を選択します。火傷をしたのにもかかわらず医師の治療を受けなかった場合や、患部に菌が侵入し細菌感染がおきたとき、さらに糖尿病などの基礎疾患があると、治るまでに時間がかかることや、跡を残すことがありますので、早期に皮膚科医を受診し適切な治療を受けることが大切だといえます。

最近では、やかんや鍋などの熱い調理器具に触れた、女性が髪型を整える際に使用したアイロンでやけどをした、熱い味噌汁をこぼしてしまった、といった事例で熱傷が生じ、皮膚科を受診される方もたくさんいらっしゃいます。身近なものでも熱傷の可能性は十分に考えられるといえるでしょう。中でも、お子さんは大人と比べて皮膚が薄く、やけどをした部位が跡になって残ってしまう場合もあります。そうなってしまうと、後ほどレーザー等で跡を消す手術を必要とすることもあります。万が一やけどをしてしまった場合は、まずは冷やすことが第一です。その後は、すぐに最寄りの皮膚科を受診しましょう。

アトレ目黒直結の、あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒では土日も診察しております。近医が休診の場合でも、処置や投薬の実施、さらには緊急性の有無の判断もいたしますので、やけど等でお困りの方はお越し下さい。経験やスキルが豊富な皮膚科医が診察いたします。

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薬疹・中毒疹

みなさんは、「薬疹(やくしん)」や「中毒疹(ちゅうどくしん)」という皮膚病変を聞いたことはありますか。薬疹とは、内服薬など全身投与された薬剤またはその代謝産物の作用により誘導される皮膚病変のことをいいます。その一方で、中毒疹は、薬疹を含めたより広い概念を示します。軽度なものから重症型までさまざまです。

 薬疹の診断ですが、薬剤投与後に生じた場合は、まずは薬疹を疑います。その後、皮膚科医による問診を通して薬剤の開始時期、皮疹の出現時期等を考慮して皮膚科医による診断を下します。薬剤アレルギー、サプリメント等の内服薬がある場合は医師に伝え、内服中の薬がある場合はお薬手帳を持参しましょう。薬剤の因果関係によって、薬疹かどうかを見極めます。

 それでは、これから代表的な薬疹・中毒疹をいくつか見ていきましょう。

① 播種性紅斑丘疹型 セフェム系の抗菌薬(例:フロモックス)、NSAIDs(例ロキソプロフェンを主成分とするロキソニン、イブプロフェンを主成分とするブルフェンなど、炎症や熱発を抑える作用のある薬剤のこと)が原因となることが多いと言われています。主訴は、全身に左右対称に生じる発疹です。

② 多型紅斑型 ペニシリン系の抗生物質(例アモキシシリンを主成分とするサワシリン)、セフェム系の抗菌薬などが原因といわれています。その他にも、単純ヘルペスやマイコプラズマ肺炎等の感染症に罹患した際にも、同様の症状が出現したとの報告があります。浮腫を伴う紅斑が特徴です。

③ 固定薬疹 特殊な薬疹の一つで、原因物質を摂取するたびに同一部位に薬疹が生じる薬疹です。手や足に好発する傾向にあり、円形の境界明瞭な水泡を認める皮疹がみられます。

④ 光線過敏型 薬剤の投与後に、光照射が加わることで発症してしまう薬疹です。

⑤ 紅皮症型 全身に鱗屑、びまん性潮紅を伴う薬疹です。判別が困難な場合が多いため、皮膚科医の判断を仰ぐ方がよいでしょう。

⑥ 湿疹型 ある薬剤の投与後、類似の薬剤を全身投与した際に生じる皮膚病変をさします。原因物質は外用薬として用いられた抗真菌薬、消毒薬など多数です。

⑦ 薬剤過敏性症候群 熱発および臓器障害を伴う重篤な薬疹の一つです。抗痙攣(けいれん)薬で頻繁に見られることが多いです。

⑧ Stevens-Johnson症候群 小児ではマイコプラズマ感染が、大人では薬剤が主な原因と考えられています。結膜炎や角膜混濁などの重篤な眼疾患が生じる可能性が高いため、眼科との提携が不可欠です。主訴は熱発、眼結膜や皮膚の紅斑です。

⑨ 中毒性表皮壊死症 薬剤が原因と考えられており、抗菌薬、NSAIDs、抗てんかん薬が代表例です。先ほど述べたStevens-Johnson症候群の進行型とみなされることが多くなっています。薬疹の最重症例で、高熱、全身のびらん、粘膜疹が特徴です。

いかがでしたか。薬疹というと、内服後や点滴後に蕁麻疹が出現するなどといったものを想像されるかもしれません。また、実際クリニックを受診される患者さんも軽度~中等度のものが一般的です。今回紹介した薬疹・中毒疹の中には、大学病院等でみられるようなものも多いため、今回挙げた9つの湿疹は、軽く目を通すだけでもよいでしょう。

 以上のように、もし特定の薬剤を内服・点滴後に湿疹が出現した場合は、薬疹の可能性が高いといえます。薬疹・中毒疹を疑った場合は、すぐに原因薬剤やそれが書かれたお薬手帳を持参し、皮膚科を受診しましょう。
目黒で皮膚科をお探しの方は、あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒へお越し下さい。じんましんなどの他の皮膚病変との判別を含め、薬疹出現後はどうすればよいのか、今後こうならないためには何をすべきなのか、経験豊富な皮膚科医がアドバイスいたします。

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疥癬

この記事をご覧のみなさんは、「疥癬(かいせん)」という皮膚疾患を耳にしたことはありますか。疥癬とは、ヒガンダニが皮膚に寄生して発症する疾患のことをいいます。中でも、高齢者や高齢者の介護にあたる医療・介護関係者に多く発症する傾向があります。こうした仕事に携わっている方は、頭の片隅に留めておくとよいかもしれません。ときには大きな病院で集団感染してしまうことがあるため、注意が必要な疾患の一つです。

 ヒガンダニは、ヒトの皮膚の上を歩き回る、あるいは皮膚の最も外側にある角質層内部に穴を掘って住みついています。その穴のことを疥癬トンネルというのですが、ヒガンダニはその疥癬トンネルに1日あたりおよそ2~3個の卵を産みます。しかし、ヒガンダニは皮膚を離れるとすぐに死滅し、さらに乾燥に極めて弱いため、通常の場合に疥癬が発症することはありません。

 疥癬には、通常疥癬と角化型疥癬の2種類あります。中でも、角化型疥癬は極めて感染力が強いといわれています。なぜなら、ダニは角質の中で増殖しており、さらにその落屑内には多数のヒガンダニが増殖をきたしているためです。疥癬は、感染した後におよそ1か月の潜伏期間を置いてから発症します。虫体数の増加や柱体に対するアレルギーの形成などを経てから発生すると考えられているためです。感染経路には、接触による直接感染と、布団や衣類等を介して感染する間接感染があります。

主訴は、夜間も就寝困難なほどの非常に強い掻痒です。皮膚には、紅斑を伴う丘疹が出現します。腹部、胸部などに左右対称に出現することが多く見られます。特に、疥癬トンネルは手や指などに好発します。こうした症状は疥癬に特徴的なため、皮膚科医の診断材料になりやすいといわれています。しかしながら、湿疹と誤診されることも多いため、診断を確定するためには検査によって虫体や虫卵を発見することが必要です。疥癬を疑う場合には、必ず皮膚科を受診し医師の診断を仰ぐことが必要です。ちなみに、疥癬の検査を実施していない皮膚科もあるため、受診前は事前に確認した方がよいでしょう。

 角化型疥癬は、ステロイド等の投与により免疫が低下している人や、基礎疾患を併発している人、高齢者等に罹患しやすい傾向があります。

 それでは、これから主な治療法を述べたいと思います。医師による診断確定後や、明らかに疥癬と認められる方に対して治療を開始します。保険適用と、保険適用外による2種類の治療方法があります。保険適用内での治療ですが、外用硫黄剤および内服薬が対象となっています。保険適用外では、オイラックス軟膏や安息香酸ベンジル等があり、医師の指示の下で自費診療として治療が行われています。

 治療のポイントですが、外用薬はくまなく塗布することが重要です。皮疹が出現していない部位や、塗り忘れの多い指間部等にも十分塗布しましょう。内服治療の開始後は、1週間後に皮膚科を受診し、虫体や虫卵が残存していないかの再検査を実施します。内服薬では副作用が多く報告されているため、授乳婦・高齢者へは原則投与しないことにしています。内服される際は、必ずかかりつけの皮膚科医へ相談して下さい。

 もし、身近に疥癬に罹患した方がいた場合は、何をすべきでしょうか。通常型疥癬では、一般感染症と同様の予防策をとりましょう。しかしながら、角化型疥癬は先ほども述べた通り感染力が極めて強いため個室隔離が原則です。その他にも、リネン類は消毒する、落屑が残らないように清掃、殺虫剤を噴霧するといった対策をとります。

 以上のように、疥癬は罹患した後も注意を要する疾患です。身近に罹患者がいた場合や、疥癬を疑う場合はすぐに皮膚科を受診しましょう。

目黒区で皮膚科をお探しの方は、あいおいクリニック皮膚科アトレ目黒を御利用下さい。

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ボトックス治療

近年、「ボトックス治療」「ボトックス注射」という言葉を耳にすることが増えてきましたね。主に美容皮膚科等で実施されていたのですが、最近では一般皮膚科等でも実施されるようになりました。しかし、それがどのような治療で、どのような効果が期待できるのかよくわからない方も多いのではないでしょうか?今回は、そんなボトックス注射の効果や施術の流れについてご紹介いたします。

〇ボトックス注射とは
しわの改善や小顔効果のほかに、注射をする個所によって足痩せなども期待できる治療です。
ボトックス注射にはたんぱく質の一種であるボツリヌストキシンが使われており、筋肉と神経の働きを局所的に弱める働きがあります。

〇ボトックス注射の効果
ボトックスを注入する部位によって、様々な効果が期待できます。
・表情しわの改善
目じりや眉間、額のしわを解消するためにボトックス注射を行います。ボトックスを注入することで表情筋の動きを抑制し、様々な表情をしても、しわが現れないようになります。

・えらのラインの解消
えらは、咬筋という筋肉が過剰に発達することで顔が大きく見えてしまいます。そこで、咬筋にボトックスを注入することでえら張りを抑制することができるといわれています。

・ふくらはぎ
運動をしていて筋肉が張ったふくらはぎにボトックスを注入することで筋肉の張りを抑え、しなやかなラインのふくらはぎにする効果が期待できます。

・口周りのしわ
口の周りのしわやほうれい線の周りにボトックスとヒアルロン酸を注入することで、ふんわりとした印象の口元にする効果が期待できます。

〇ボトックス注射による副作用
ボトックス注射には筋肉をリラックスさせる作用があるため、効果を得たい部位以外の筋肉にも影響が及ぶという副作用が起こる可能性はあります。
起こる可能性のある副作用は以下の通りです。

・表情のこわばり
ボトックスの持つ神経の働きを弱める作用により、広範囲にわたって筋肉が動かなくなる可能性があります。すると、表情が不自然にこわばってしまうことがあります。ボトックスを注入した直後に起きやすいのですが、量や注入する位置に気をつければある程度調整することができます。

・物を噛むときの違和感
えらの張りを解消するために咬筋にボトックスを注入することがあります。咬筋は物を噛む際に動く筋肉ですから、違和感を覚える場合もあると思われます。この症状は数日たてば自然に治まります。

・皮膚のたるみ
ボトックス注射をすると、張っていた皮膚がたるむことがあります。ボトックスの効果がなくなれば元に戻りますが、たるみが気になる方はボトックス注射の継続について先生と相談するようにしましょう。

ボトックス注射による治療は、近年確立されたものでもあり、日本での認可は「眉間と目じりのしわの解消」に対してのみ効果があるとされています。つまり、他の部位に関しての効果は正式には認められていないということです。

しかし、痛みも少なく、施術時間は20~30分程度で、注射の後も目立たないため、治療にかかる負担は少ないといえます。

治療を希望する方は、美容皮膚科など実施している医療機関へ問い合わせましょう。ボトックス注射の前には、カウンセリングと診察を受けることが必要です。

治療を受けるか迷っている場合でも、カウンセリングだけを受けることもできます。そのため、信頼できるクリニックで納得のいくまで医師に相談の上、治療をするかどうか判断するようにしましょう。

目黒駅直結のあいおいクリニック皮膚科では、ボトックス治療の検討・相談や、整容的な面からの皮フ科診療アドバイス等も承っております。お気軽に当クリニックへご相談ください。

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フェイスリフト

年齢を重ねると気になる顔のしわやたるみ、ほうれい線。悩んでいる女性も多いですよね。こうした皮膚の状態を改善するには、「フェイスリフト」という治療法があります。
フェイスリフト治療はいくつか種類がありますから、自分に合った治療を行うことが大切です。

〇どのような治療があるのか
フェイスリフト治療は大きく分けると以下のように分けられます。
・フェイスリフト手術(切るリフトアップ)
・糸によって皮膚を引き上げるフェイスリフト
・高周波、超音波、レーザーなどを使用した照射治療
・ヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどの注入、注射治療
それぞれ、どのような治療なのか見ていきましょう。

〇フェイスリフト手術(切るリフトアップ)
フェイスリフト手術は、元々しわ、たるみに対する切る手術を意味します。フェイスリフト手術は、顔のどの部位に、どのくらいの範囲で、皮膚のどこまで処置をするかで細かく分けることができます。

顔のたるみは、皮膚だけではなく皮下組織やSMAS(表在性筋膜)が緩んでいることが多く、皮膚だけを引っ張ってもしっかりとした効果が望めません。そのため、リフトアップ手術ではSMASから引き上げる方法の手術が行われることが多いです。
他にも、骨と筋肉が強く結合している部位ですと、骨が動かないため十分なリフトアップ効果が得られない場合があります。その場合は、骨膜下を剥離して筋肉の可動域を広げる処置が行われます。

このように、フェイスリフト手術は非常に多くのバリエーションがあり、医師の考え方や技術によっても大きく変わります。
まずは美容皮膚科など、専門の医師に相談するところから始めましょう。

〇糸によって皮膚を引き上げるフェイスリフト
糸によるリフトアップは2種類あります。
・糸でたるんだ部分を「引き上げる」方法
たるんだ箇所を糸で物理的に引っ張り、たるみを改善する治療です。
「フェザーリスト」や「スレッドリフト」と呼ばれ、糸の種類、止め方の様式、糸の素材によって様々な分類があります。

・糸を埋め込んで組織を「引き締める」方法
こちらは、糸を埋め込むことで組織を反応させ、それを利用して肌質をよくする効果を狙ったものです。

〇高周波、超音波、レーザーなどを使用した照射治療
照射系の治療としては、高周波RF治療やウルセラのような超音波治療などがあります。肌質の改善など様々な効果は実感できるといわれますが、たるみ治療としては効果が薄く、改善されたと感じられる時間も短いようです。

レーザーもさまざまなものがありますが、リピーターも多く、肌の状態が良くなったという感想が多いようです。ただ、やはりたるみ治療としての効果は薄いようです。

〇ヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどの注入、注射治療
たるんだ部分を引き上げると同時に、くぼみが生じた個所にヒアルロン酸を注入するなどのボリューム改善治療が近年併用されるようになっています。
しかしながら、たるんだ皮膚を引き上げる効果はありませんから、たるみ治療とはいえません。

たるみ治療にはさまざまありますが、効果には治療によって差がありますし、長く続くもの、続かないものがあります。
また、少なからずリスクを伴う治療もありますので、リスクを十分に理解したうえで治療をするか決めることも大切です。また、多くは保険適用外の自費診療になることも知っておいて下さい。

まずは専門の先生に相談のうえ、自分に合った治療法を見つけるところから始めてみてはいかがでしょうか?

目黒駅直結のあいおいクリニックでは注入、注射治療のご相談をはじめ、スキンケア等を含む整容面からの皮膚相談も受け付けております。目黒近辺で皮膚科をお探しの方は、一度受診してみてはいかがですか。

あいおいクリニック皮膚科 アトレ目黒駅

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目の下のクマ

目の下にクマがあると、「疲れてるの?」「大丈夫?」などと聞かれることもしばしば。お化粧で隠そうとしてもそこだけ厚塗りになってしまうし……と、自分の見え方に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。クマにも種類があり、それぞれに原因と対処方法があります。毎日のケアで改善できるものも多くありますので、まず自分のクマはどれにあたるのか見て、セルフケアから始めてみてはいかがでしょうか。クマの種類は3種類あります。それぞれについて、原因と対処法をお伝えします。

〇茶グマ
色素沈着などが原因のクマです。表皮にできたシミと同レベルのものと、真皮レベルでメラニンが皮膚の奥に沈着したものの2種類があり、それぞれ対処法が違います。
・表皮レベルの茶グマの原因と対処法
茶グマの主な原因は色素沈着です。紫外線から受けたダメージに加えて、目をこすりすぎると色素沈着を起こしやすくなります。また、皮膚炎や乾燥によるかゆみ、肌に合わない化粧品などが原因になっていることもあります。茶グマはまぶたにもできます。メイクをするので見過ごしがちですが、一度注意してみてみましょう。

・対処法
美白効果の入った化粧品でのケアがお勧めです。日々のケアとしては、ビタミンC誘導体配合の物を使用するのがお勧めです。また、皮膚科などで処方してもらえるハイドロキノン含有の化粧品も有効です。お薬は、医師の指示に従って使ってください。
・真皮レベルの茶グマの原因と対処法
真皮レベルの茶グマは、「遅発性両側性大田母斑様色素斑(ちはつせいりょそくせいおおたぼはんようしきそはん)」と呼ばれるあざです。メラニンが皮膚の奥に沈着している状態です。

・対処法
レーザーでの治療が有効です。

〇青グマ
目の周りにあるたくさんの毛細血管の血流が悪くなり、目の周りの薄い皮膚から毛細血管が透けて、青っぽく見えていることを青グマと呼んでいます。
冷え、生活習慣やホルモンバランスの乱れ、睡眠不足や疲労、ストレス、目の疲れなど、たくさんの原因が考えられます。最近では、パソコンやスマートフォンなどの画面を見続けることで血流が悪くなってしまうことも原因の1つです。

・対処法
マッサージやホットパックをして血流を良くしましょう。マッサージはクリームなどを使用して滑りをよくし、優しく行ってください。強い力で押したり、こすったりすると色素沈着を起こして茶グマの原因になってしまいます。
また、目の周りだけでなく、全身の血の巡りをよくするためにも、半身浴や適度な運動も大切です。

〇黒グマ
生まれつき目の下の脂肪が少ない、または加齢により目の周りの脂肪が少なくなったり、皮膚がたるんだりして影ができてしまうタイプと眼窩脂肪を支えている筋肉が緩み、眼窩脂肪が突出する(目袋になる)ことにより、たるみができ、その下にへこみができてしまうタイプの2種類があります。
どちらの場合もシミではないので、メイクで隠すことが難しいのも特徴です。

・対処法
影ができてしまうタイプの場合は、皮膚のへこんだ部分にヒアルロン酸を注入し、へこみをなくす方法があります。
眼窩脂肪によるたるみができてしまうタイプの場合は、眼窩脂肪を取る脱脂術などの手術があります。

いかがでしたか。目の下のクマは、日々の生活でケアできることも多くありますから、メイクで隠そうとするだけでなく、毎日のケアを心がけることが大切です。さらに、茶グマと青グマ、茶グマと黒グマのどちらでもある方も多く、ケアもそれぞれになります。

クマが気になる方は、ぜひ目黒駅直結のあいおいクリニックへご相談ください。スキンケア等も含めて、皮膚科医が適切なアドバイスを提供します。

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