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胼胝、鶏眼

この記事をご覧の方の中で、足にあるたこやうおのめでお悩みの方はいらっしゃいますか。
医療用語では、たこを胼胝、うおのめを鶏眼とよびます。
胼胝や鶏眼はどちらも、皮膚の一部分に長期にわたって圧力が加わることで発生する皮膚病変です。
ペンだこを想像していただくと分かりやすいかもしれません。
胼胝は、皮膚の最外側にある角質が増殖し、著しく肥厚している状態のことを指します。
患部は白濁から黄褐色に変色することが多く、主に足底や趾間に頻発します。
一方で、鶏眼は足に頻発し、皮膚との境目が明確です。
皮疹の中心には芯があり、皮膚の奥まで到達していることが特徴です。
角質が突起するために歩行時などに圧痛、疼痛を伴うことも多くみられます。

主な処置方法は3種類あり、全て皮膚科で一般的に実施されている方法です。
1つ目は、液体窒素を患部へ押し当てるという液体窒素による治療方法です。
1, 2週間ごとに1回の割合で皮膚科を受診し、処置を実施します。
液体窒素が患部を刺激することで軽い疼痛が出現しますが、患部はガーゼ等で保護する、外用薬を塗布するなど特別な術後処置は必要なく、普段通りに過ごすことができます。

2つ目は、スピール膏を貼付する方法です。
スピール膏とは、角質剥離剤が含まれている貼付材で、これを貼付することにより肥厚した患部を軟化させる治療法です。
この方法は比較的手軽なため、スピール膏は市販薬をしても販売されています。
しかしながら、貼付した部分がずれやすいため、誤った場所に貼付すると正常な皮膚部位まで柔らかくしてしまうこともあります。
また、長期間にわたりスピール膏を貼付し続けることで患部を必要以上に浸軟させ、逆効果にもなりかねません。治療をする際は皮膚科医の指示に従って経過観察し、適切にケアを行う必要があります。

最後の方法ですが、上記の方法で効果が感じられない場合に実施されます。
メスやカミソリ等を用いて患部の肥厚した角質を取り除く方法です。
冷凍凝固法で効果が見られない場合などに実施することで、液体窒素の浸透を良くします。削りすぎてしまうと、出血など周囲の皮膚の破損、さらに歩行時に疼痛が生じることもあるため、肥厚状態を見ながら皮膚科医等が行います。

どのような治療を選択するかは、皮膚科医と相談した上で決めましょう。

また、処置の他にも、足の環境を見直すことで再発を予防することができます。
足は、乾燥により感染を引き起こしやすい状態になってしまうため、保湿剤を塗布することも効果的です。また、角質は肥厚する前に皮膚科で除去に努めましょう。
また、毎日足を洗うことで、余分な角質を取り除くことができます。

合わない靴を履き続けることも症状を増強させてしまう一因です。
小さい靴や踵の高い靴などを避けることはもちろんですが、大きすぎる靴でも、足が靴の中で遊ぶ原因になってしまいます。
摩擦や圧迫、ずれなどを避け、足に合う靴を選ぶよう心がけましょう。
シューフィッターという靴の専門家に、靴の作成を依頼することも一つの方法です。
歩行状態や靴の中敷きなどを調整してもらい、歩行環境を推測し足に合った靴の作成を依頼するのも一つの方法です。

うおのめくらいで受診するなんて、と皮膚科への来院をためらう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、胼胝や鶏眼は皮膚疾患の一つです。
足の疼痛は、歩行時の強いストレスになりがちで、放置することで、外反母趾などに進行する可能性もあります。

胼胝や鶏眼は定期的に来院し、経過観察や処置を実施する必要のある疾患です。
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あいおいクリニック皮膚科 アトレ目黒駅

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